こもりびと(ひきこもり)
こもりびと(ひきこもり)

こもりびと(ひきこもり)

私は今は

ほぼテレビを見ない


ひょんなことから

”こもりびと”

という番組をやるのを知って

これは見なければいけないんだなぁ

見なさい

ってことなんだなと思い

テレビドラマは2年ぶりくらいに見た



私もひきこもり経験者だからだ


ずっとこの内容を

ブログに書かなくてはと思いつつ

書こうと思っても書けず日が経ってしまった

仕事を辞めたあと次に仕事が決まるまで

旅行したりなんだかんだありつつ

正社員で職に就いていた


10年ほど前ひきこもりになる直前で

働いていた会社は年齢がすでに

30歳を超えていたので

何があっても今回は自分からは

辞めないと決めていた


この会社なかなかの陰湿な会社で

社長が私の後ろの席に座っていて

私のパソコンの動きが止まると

咳払いをし動きがあるまで

ずっと咳払いをする



私は日常で電車などに乗り

咳払いをする人がいると

背中に

緊張が走り体が強張るようになった



それが休みの日に買い物をしている時

歩いている時

咳をする人がいるだけで

ビクッとなり動悸が激しくなるようになった



ある時

一緒に働いていた

お局マダムが私に言った


「あなたの席ね

前に働いていた人その席で

心臓発作で亡くなったのよ」


と教えてくれた



私は全く驚くこともなく

ここに居たら


そうなるよね



私の前に

この席に座っていた人が

どんな気持ちで働き

亡くなったのか分かった気がした



私もその可能性あるなと思いつつ多少

鬱状態になりながらも

自分からは辞めない覚悟で働いていたが

リーマンショックの影響でリストラされた


嬉しかった



その席で亡くなった人が

助けてくれたのかもしれないと思った




34歳の時

初めて自分から辞めたのではなく

リストラでの退職だった



そして

いつものごとく旅行して帰ってきて

正社員で応募するも

面接にすら引っかからない



そしてここから

私の暗黒のひきこもり生活が

始まることになる



職種問わず

とりあえず自分の出来そうな仕事へ

履歴書送るも

不採用通知しか送られてこず

心が折れ

私は必要のない人間だと思うようになり

職探しを一旦諦めた



何か気分転換をして

しばらく考えてから

再開すればいいと思っていた



実家暮らしだったため

親のスネかじりまくりで生活していた


昼夜逆転するような生活だったが

変なプライドがあったせいか仕事しなくても


楽しんでます自分


を演じていたのか

料理は好きなので昼過ぎに起きては

お菓子作りをしていた


おかんも

喜んで食べてくれていたので

いいかと

毎日いろいろお菓子作りをするので

ある日さすがに食べる方が追いつかず

夕食が

ケーキバイキング状態になった



今思うと働かず何もせず

ひきこもりを認めたくなかったから

お菓子作りに逃げていたのかもしれない



私、前に

変なプライドは捨てちゃおう

という内容を書いていたのに・・・


めっちゃ変なプライド持ちの私・・・

ひきこもり経験者は分かるだろうが

近所の人や知り合いに会いたくない


買い物などは夕方に出るという

生活をするようになる



友達の誘いは本当は全く行きたくない

(憂鬱である)が

ひきこもりになってる

とも言えず参加していた


半年に1回位のペースだったが

今思うとありがたい


友達の誘いに参加出来れば

ひきこもりじゃないと思うかもしれない



こもりびとさんの中にも重度軽度があり

私はまだ軽い方だったのかもしれない


自分の中では

長いトンネルからずーっと出られず

出口が探せない分からない

何をすればよいかも分からない状態


ただ1日が過ぎるのを待つ日々

友達は私がひきこもりって事

気づいてたかなぁ



そんな日が3年以上経過し

さすがに

このままではダメだなと


何か

はっきりとしたきっかけがあったかは

思い出せないが

たまたま家の近くでパートを募集していた

温室での花の栽培

販売の仕事に就くことができた



働くのは3年以上ぶりだったが

意外にも普通に働けて

一緒に働くのは主婦さんばかりだったが

みんないい人だった


私がひきこもり明けだった

なんて誰も知らないまま

そんなことも言わずに

シレっと楽しく働いていた



一緒に働く

スタッフさんはみんないい人だったが

社長は私にだけあいさつをしない

意味不明に怒りをぶつけてくる人だった


ここでの収入は

実家暮らしだったから大丈夫だが

出勤と収入が不安定なため3年働いて辞めた


この時は

もうひきこもりにはならない

あの生活には戻らないという

自信もあったのであっさり未練なく辞めた



社長とはうまくいかなかったが

ひきこもりから抜け出せたので

雇ってもらったことに感謝しかない

しかも

私の好きな植物に囲まれての仕事と

良い仕事仲間と

社長のうちの番犬として飼われていた

人が大好きな柴犬と

一緒に働けたことは幸せだった



この後

事務職にパートで働くも

何か条件違うなと思い1年で辞めた


だがこの職場で

奇妙な縁を感じる人と出会った



その後は

派遣社員として働き条件も悪くなく

人間関係も良く

バランスのとれた職場だったが

どうしても仕事に興味が持てず

このままでいいのか

曖昧なまま仕事を続けた


辞める1年位前から

師匠に相談はしていたが

今後どうしたいのかよく考えてとのこと



そりゃそうだ

世の中コロナで転職しても

無理だろうと思っていた



そこでもう一度

仕事を続ける気力が

なくなってしまったことを師匠に伝えた


まさかの

辞めた方がいいとの答えだった


もうすぐ働いて

3年になろうとしている所で辞めた



師匠から

将来の展望が思い浮かばない

君にしか出来ない事は何か?

と質問された


恋愛も人間関係も乏しく

すべての事に

自信がなく仕事も続かない

そんな君にしか出来ない事はなんだ!


生まれ変わりたいんだよね?

と 

(もちろん!

でも、ボロクソ言われているが

本当の事過ぎて何も言えない・・・

泣けてきた)



今まで色々とやってきたことで

君に出来る事は

援助する側

支援する側になること

(私・・・???)


仕事もプライベートも両立し

自由で満足な生活を送ることが出来る


過去の辛い思い出や

経験が今の自分に力を与える


今のままでは

本来の力を発揮出来ていない

とのことだった


こんな経緯があり

ブログを書くことになる


次回は

ひきこもりから抜け出す方法として

何かヒントになればと

思うことを書きます

これです↓


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